昨年を振り返り今年の抱負を、と心の中を漁ってみたとたん、ものすごくどろどろとしたダウナーなことが噴出してきそうになって焦った。昨年を振り返れば後悔ばかりで、今年を仰ぎ見ればへなへなと崩れ落ちそうになる。昨年はともあれ12年間ぐらい?の学生生活に終止符をうち、同じ大学の近辺を何かおこぼれを預かる犬のように未練がましくうろうろとうろつくこともやめ、新しく社会人とか組織人とか教員とかの責任のある大人になったのが大きな変化ではある。まだ実感が湧かないけれども、自覚というものを少しずつ持ちたいと思う。案の定いま、昨年からの持ち越しで〆切りが過ぎた原稿をふたつ抱えて鬱々としているわけだけど、自分の仕事の遅さに結構本気で凹んでいる。すごく忙しい人だと思われて何かと気遣われたりするけれどもただ仕事をだらだら抱える力が人一倍すごいだけなわけで、仕事している時間の5倍ぐらいを逃避にあてているだけなわけで、去年を振り返れば日常を切り離せたのは一泊二日の金沢旅行だけだったわけで、マイルを溜めているけれど実際問題このマイルを使って旅行に行く時間を作れるのかどうかこそが疑問なわけで、昼と夜のけじめも年末年始のけじめも仕事のオンとオフのけじめもなく、終始均質化したシームレスなだらだらと追い込まれがあるだけで、節分に生まれた自分なのであるから今年はもう少しケジメをつけた生活をしたいと心から反省した。仕事とだらだらのけじめをつけるのと、いつも逃避してから追い込まれるというパターンなので、だらだらは仕事を終えてからのご褒美にするという条件づけをしたい。