昨年を振り返り今年の抱負を、と心の中を漁ってみたとたん、ものすごくどろどろとしたダウナーなことが噴出してきそうになって焦った。昨年を振り返れば後悔ばかりで、今年を仰ぎ見ればへなへなと崩れ落ちそうになる。昨年はともあれ12年間ぐらい?の学生生活に終止符をうち、同じ大学の近辺を何かおこぼれを預かる犬のように未練がましくうろうろとうろつくこともやめ、新しく社会人とか組織人とか教員とかの責任のある大人になったのが大きな変化ではある。まだ実感が湧かないけれども、自覚というものを少しずつ持ちたいと思う。案の定いま、昨年からの持ち越しで〆切りが過ぎた原稿をふたつ抱えて鬱々としているわけだけど、自分の仕事の遅さに結構本気で凹んでいる。すごく忙しい人だと思われて何かと気遣われたりするけれどもただ仕事をだらだら抱える力が人一倍すごいだけなわけで、仕事している時間の5倍ぐらいを逃避にあてているだけなわけで、去年を振り返れば日常を切り離せたのは一泊二日の金沢旅行だけだったわけで、マイルを溜めているけれど実際問題このマイルを使って旅行に行く時間を作れるのかどうかこそが疑問なわけで、昼と夜のけじめも年末年始のけじめも仕事のオンとオフのけじめもなく、終始均質化したシームレスなだらだらと追い込まれがあるだけで、節分に生まれた自分なのであるから今年はもう少しケジメをつけた生活をしたいと心から反省した。仕事とだらだらのけじめをつけるのと、いつも逃避してから追い込まれるというパターンなので、だらだらは仕事を終えてからのご褒美にするという条件づけをしたい。

ごっほごっほだいえっと

さ、これで心おきなく日記を、と思ったら、職場のIPからのアクセスを早くも確認しました……ぶるぶる。日記を書きたいならば、大人しく公開範囲の選べるミクシーで書くべきなのだけど、システマチックに日記が整理できないのでいやなのです。やぱり、公開の場に好きなように日記を書くというのができなくなるというのがオトナになるということなのかもしれぬ。なのでやぱり、日記をあきらめるかもしれません。それで最近は咳がつづいてごっほごっほ、私はごっほにゆうたりたい!みたいな感じになっていて苦しい、咳とかくしゃみって百メートル走したみたいなエネルギーを消耗すると聞いたことがあり、咳ダイエットの可能性などと一瞬ポジティヴシンキングになりかけるもつらい。そんななか、今日も講義でごっほごっほ、ごっほごっほ、ごめんなさい、前の列の方、もしなんだったら後ろに移動してくださいね。なんてやって、いま駒場のホームページをなんとなく見ていたら、「百日咳の流行に注意してください」という勧告がでていた!*1これかもーーーー!!!というわけで、皆さんも注意してください。

*1:pdfです→http://www.c.u-tokyo.ac.jp/info/20071231hoken.pdf

来年1月に世田谷パブリックシアターであるニブロールの十周年記念新作公演『ロミオORジュリエット』のフライヤーに拙文を引用していただいております。ダンスのほうではなく、同名の六本木クロッシングのインスタレーションについてです。コピペみたいな部分ですが。

日記の擁護

日記の擁護という文句をタイトルに加えるほど日記を書きたい気持ちが逼迫していたのですが、いろいろままならない状況で、とりあえず暫定てきにプライバシーをまもるために、仕事用とプライベート用のブログをわけます。こっちがプライベートで、ここでは仕事の報告は今後しません。アカウントを新しく撮りましたので、興味のある方はaboutにあるアドレスにメールください。両方見るような物好きというか私好きもいないと思うんですが、私は日々、98年から続けてきた日記が書きたいだけなんです。ただ淡々と日々の記録をつけたり、眠いだのだるいだのといった一時の本能をむきだしにしたり、一日の出来事を反芻して楽しんだりしたいだけなのです。

今日は神楽坂でYUBIWA Hotel 404error観てきました。みんなに配られる(太っ腹)ブックレットの英訳に協力したのでお知らせ。フォアマンと解体社のあいだに位置するような、美学的な方向に。シュワンクマイエルっぽい、鳥の着ぐるみ。ダンサーの踊れる身体と羊屋さんの叙情的なナラティヴがどういう風に調和したり衝突したり離反したりするのか、というようなところが見所でした。