ARICA『Caravan』@TokyoWonderSite渋谷

そもそも、あの年代の女性二人が精力的に表現をしているというだけでも賞賛に値する。染めの助染め太郎みたいだなーと思っていたけど意図的にそうしているのだとわかった。途中紙幣に関するモノローグが入って、昼に観たtptと似たような話をしていて、私がブレヒトで今訳していたのも貨幣の表象可能性という話で、超局所的に貨幣のことばかり聞かされた。一緒に観た人が、ルネ・ポレシュで言っていた紙幣の話と全く逆の事を言っていて溜飲が下がったと言っていたのが印象的であった。音楽が素晴らしくて、音楽を意識して作っているところはそれだけで文句なく賞賛に値する。